鹿島の段々畑♪

農水省主催による「第6回美しい日本のむら景観コンテスト」で「だんだんばたけのピラミッド」として選ばれました。
段々畑

鹿島は、安芸灘に面した小島で、昭和50年(1975年)鹿島大橋で倉橋本島とつながった。
平地が少なく、海岸沿いの道路を越えるとすぐに急斜面の山になる。耕地は少なく、土壌も花崗岩が風化したもので地滑りが起きやすいため「耕して天に至る」の言葉通り頂上付近まで石垣を築いて耕地化していった。
江戸時代後期、広島藩では北部で人口が減少し、南部の沿岸・島嶼部は逆に増加している。
この過重な人口を支えた経済力の一つがこの耕地化である。
農作業も「負い子」を背負って昇り降りする。先人の、生きるための苦闘の歴史の所産である。
~宝島くらはしまちづくり協議会より~

段々畑は野菜作物(ネギ・エンドウ豆・ジャガイモなど)、柑橘栽培(みかん、八朔、レモンなど)が行われています。瀬戸内海のほぼ真ん中に浮かぶ周囲9キロほどの島で平地が少なく、山も急斜面で、花崗岩が風化した土壌のため、耕地に適していなかったので、石垣を築き農地にして生活していたのですね!重い石を運び、山の頂上まで石垣を積むとは、先人の知恵と労力の結晶ですね!